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平成30年第1回定例会(第4号) 本文 開催日: 2018-03-20
平成30年第1回定例会(第4号) 名簿 開催日: 2018-03-20

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  1. 泉南市議会 2018-03-20
    平成30年第1回定例会(第4号) 本文 開催日: 2018-03-20


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯議長(河部 優君) おはようございます。ただいまから平成30年第1回泉南市議会定例会継続会を開議いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において14番 田畑 仁議員、15番 谷 展和議員の両議員を指名いたします。  次に、日程第2、議案第2号「市道路線の認定等について」から日程第17、議案第27号「泉南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について」までの以上16件について一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案16件について、総務産業常任委員長の報告を求めます。総務産業常任委員長 澁谷昌子議員澁谷委員長。 2 ◯総務産業常任委員長澁谷昌子君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において総務産業常任委員会に付託を受けました議案第2号「市道路線の認定等について」、議案第4号「都市公園を設置すべき区域の決定について」から議案第7号「泉南市債権管理条例の制定について」までの以上4件、議案第10号「一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」から議案第15号「災害による被災者に対する市税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」までの以上6件及び議案第23号「泉南市道路標識の寸法に関する条例の一部を改正する条例の制定について」から議案第27号「泉南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について」までの以上5件の計16件について御報告申し上げます。  本常任委員会は、去る3月6日、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。  なお、本報告につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に委員会会議録特急反訳原稿を御配付しておりますので、質疑、討論部分につきましては省略をし、結果のみの報告とさせていただきます。  また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本常任委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  それでは、御報告を申し上げます。  議案第2号「市道路線の認定等について」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号「都市公園を設置すべき区域の決定について」は、質疑の後、反対討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号「泉南市の環境農林水産行政に関する事務を泉佐野市に委託することに関する規約の変更に係る協議について」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号「大阪広域水道企業団の共同処理する事務の変更及びこれに伴う大阪広域水道企業団規約の変更に関する協議について」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号「泉南市債権管理条例の制定について」は、質疑の後、賛成討論があり、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号「一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、反対討論賛成討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号「一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について」は、質疑の後、反対討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号「職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、反対討論賛成討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
     次に、議案第13号「泉南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、反対討論賛成討論があり、起立採決の結果、賛成少数で否決されました。  次に、議案第14号「泉南市ふるさと泉南応援寄附条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号「災害による被災者に対する市税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号「泉南市道路標識の寸法に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号「市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第25号「南部大阪都市計画樽井三丁目・馬場二丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号「泉南市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、賛成討論があり、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号「泉南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が、本常任委員会に付託を受けました議案16件についての審査の結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。 3 ◯議長(河部 優君) お諮りいたします。ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 4 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって委員長の報告に対する質疑については、省略することに決定いたしました。  これより本16件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────大森議員。 5 ◯12番(大森和夫君) それでは、日本共産党を代表いたしまして討論を行います。  まず最初に、第4号、都市公園を設置すべき区域の決定について、反対の討論を行います。  この議案は、泉佐野市、田尻町、泉南市にわたるりんくう公園で、泉南市のエリアである部分について、オリジナリティーを出すために、この泉南市区域のみを都市計画法で新たな開発を進めるというものです。  関空から泉南市まで足を向けてもらうためには、泉佐野市や田尻町を含めて、りんくう公園を広域的に魅力的なものにしなければなりません。このような広域的な視点についての十分な説明がありませんでした。  以上の点で、この条例に反対いたします。  議案第6号、大阪広域水道企業団の共同処理する事務の変更及びこれに伴う大阪広域水道企業団規約の変更に関する協議について、賛成の討論を行います。  泉南市の水道料金は、府下でも最も高く、市民の生活を圧迫しています。過剰な需要の予測による必要以上の施設をつくり、その建設費返済のため高い水道料金となっています。今回の広域化により、田尻町との施設統合も行い、経費の削減が図られます。  また、広域前に5%の水道料金引き下げが提案され、泉南市の水道会計の黒字分は市民に還元されることになります。  広域と単独との比較では、広域のほうが水道料金引き上げる時期を延ばすことができるとシミュレーションされています。さらに広域の交付金を活用し、水道庁舎の建てかえを進める計画です。  広域後の自主水源の確保、住民対応の点など変わりなく行われることが確認されましたので、条例案に賛成いたします。  続きまして、議案第7号、泉南市債権管理条例の制定について、賛成の討論を行います。  本来であれば、こういう条例がなくてもきっちり債権を回収する、また市民の納付相談にも乗ってもらうということが大事だというふうに思います。  しかし、今回の場合は、厳しく取り立てするということは絶対にあってはなりません。さらに納付相談にもきっちり乗ってもらい、やっぱり困っているときには市役所に来れば助けてもらう、そういう市役所にするようにしなければなりません。  こういう制度になるように、この条例が運用されることを望んで、運用されることが大事だということを申し添えて、賛成討論といたします。  次に、議案第11号、一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、賛成の討論を行います。  この条例は、人事院勧告による民間と公務員のボーナスの支給の差を埋めるもので、給料の引き上げというよりは、民間並みにするというものです。  非正規の低賃金、年金や生活保護引き下げなどがあり、暮らしにくさのため、そのはけ口に公務員バッシングに利用されているところがあります。  実際は、国の悪政から市民を守るため、市の職員は職務に励んでいます。給料の引き上げは、人が働く上で最も基本的なことです。  職員の生活を安定させ、モチベーションを高め、いい仕事をしてもらうためにも、この条例に賛成いたします。  議案第12号、職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の討論を行います。  この条例は、部課長の給料減額を引き続き行うとするものです。この措置は、平成9年から29年まで、一時期を除いて財政難を理由に継続して行われています。  部課長ら管理職は、市財政の健全化や多様化する市民要望実現のために最も苦労しています。部課長クラスは職員が減り、事務的な仕事もこなしています。  財政難、人件費をカットしなければ予算が組めないと言われれば、給料の減額も受けざるを得ない実態があるのではないでしょうか。  財政難であるからこそ職員を大事にし、大いに能力を発揮してもらう、そのような方向転換が必要です。  以上の理由で、条例案に反対します。  議案第13号、泉南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の……、反対の……。議案第13号、ちょっと条がちょっとずれているのですみません。退職金についてが……、退職金について、12号…… 6 ◯議長(河部 優君) 12号は、今、反対と言いました。討論は終わりました。次に13号を今言いかけたんです。 7 ◯12番(大森和夫君) 13号ですね、13号…… 8 ◯議長(河部 優君) 市議会議員の報酬のこと。 9 ◯12番(大森和夫君) 議員給料、13号、泉南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について、賛成の討論を行います。  議員の報酬については、人事院の勧告に基づいてボーナスの月額をふやすというもので、毎月の基本給の額を引き上げるというものではありません。  給料・報酬は基本的にふやすように努力することが大事です。しかし、財政状況に応じて議員報酬引き下げる必要があるときは、基本給を削減することができます。そうすれば、金額も相当額減らすことができます。  内需が冷え込み、景気が悪くなっている日本では、給料の引き上げ景気回復の鍵です。給料引き上げの財源は、大資産家や大企業の減税をやめ、ため込んだ内部留保を充てることができます。  以上で、議員報酬引き上げについて賛成の討論といたします。  続きまして、議案第26号、泉南市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についての討論を行います。  水道料金は、平成23年度から値上げされ、日本共産党は一貫して値下げを要望してまいりました。値上げの翌年には、水道料金引き下げ自主水源確保を求める請願の紹介議員となっています。  消費税値上げの際には、水道料金の上乗せに反対し、水道原価引き下げのときも、水道料金引き下げを求めてきました。  経営が安定し、水道料金引き下げに展望が見えたときには、引き下げの要望も行ってまいりました。まだまだ高い料金ですが、引き下げについては大いに評価し、賛成といたします。  以上で討論を終わります。皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。  〔発言する者あり〕 10 ◯12番(大森和夫君) ちょっと訂正があります。申しわけありません。  議案第11号について、最初に賛成と言いましたが、最後に述べたように反対の討論の討論です。  以上の訂正をよろしくお願い申し上げます。 11 ◯議長(河部 優君) ほかにございませんか。────山本議員。 12 ◯1番(山本優真君) 議案第10号と議案第13号について、反対の討論をさせていただきます。  まず、議案第10号、一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対討論をさせていただきます。  本市は、職員数を下げてきた経緯がある一方で、職員の一人一人の業務量が増大している現実があります。このような状況下での給与引き上げは、職員の皆さんのモチベーション向上につながる側面を持っていると思います。  厳しい環境下で職員の皆さんが頑張っているのは確かなことです。しかしながら、泉南市の財政難は厳しく、今後さらに市民に御負担をお願いせざるを得ない可能性があり、歳出削減の努力を最大限行わなければなりません。  今回、特別職の皆さんは人事院勧告給与引き上げについて辞退されておられますが、我々大阪維新の会は、本議案、第10号におきましても、厳しい財政難という泉南市独自の状況を考慮し、本議案に反対という結論に至りました。  続きまして、議案第13号、泉南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論をさせていただきます。  先ほどの議案第10号で、財政が非常に厳しい状況を考慮して一般職の職員の給与の条例改正に反対しましたが、同様の理由で本議案も反対いたします。ほかの議員の皆様におかれましても、御賛同をよろしくお願いいたします。 13 ◯議長(河部 優君) ほかにございませんか。────竹田議員。 14 ◯11番(竹田光良君) 議案第26号に、賛成の立場で討論をいたします。  議案第26号、泉南市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について、会派の公明党を代表し、賛成討論を行います。  本件は、水道料金を約5%値下げし、基本料金を一律150円の値下げを行うことによる条例の一部を改正するものであります。  平成23年10月に、9.234%の値上げに関する料金改定が行われ、泉南市は大阪府下でも高い料金の水準となりました。現行の水道料金は、他団体との比較でも、使用量が少ないほど上位の位置を占め、一般家庭等の使用量が少ない需要者に負担が大きい料金体系と報告がなされております。  そこで、値下げの検討では、4%あるいは5%を比較し、財政シミュレーション結果の検証後、最終的に5%削減への判断をなされたことに評価をいたすものであります。  本定例会では、議案第18号では介護保険料を、議案第22号では国民健康保険税を改正し、市民の皆様へ御負担をお願いする議案がある中で、水道料金の値下げに関しては、ほんの少しではありますが、市民の皆様の生活の負担感の緩和になるものと思われます。  また、泉南市の水道事業については、議案第6号で今審議されておりますが、大阪広域水道企業団との統合が来年2019年4月から実施をされる予定でございます。  これまで泉南市が主体となって行ってきた水道水の供給事業が、大阪広域水道企業団との事務の統合は大きな水道事業の転換であり、組織改革であると認識をいたすところでございます。  この点については、直接、市民サービスへの影響はありませんが、これまで以上の安心で安全な水道事業が行われるものと期待をいたしたいと思います。  このような環境下で、昨年の早い段階から私どもの澁谷、岡田両議員の質問に対しまして、水道料金の値下げに、竹中市長及び本田部長は言及をなされてまいりました。  先ほども申し述べましたとおり、1つ大阪広域水道企業団との統合前に決断していただいたこと、市民とのお約束を果たされたこと、そして、値上げをすることで企業努力を行い、5%値下げの実現に至ったことなどの理由から賛成とし、私の賛成討論といたします。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 15 ◯議長(河部 優君) ほかに。────金子議員。 16 ◯3番(金子健太郎君) それでは、議案第12号、職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、会派を代表いたしまして賛成討論を行います。  本議案は、人事院が行った退職給付支給水準に関する官民比較の調査結果に基づき、国家公務員退職手当法の一部が改正されたことに準じ、本市でも平成29年度から一般職の退職手当に適用するよう条例が改正されるものであります。  人事院勧告が示す内容に準じた改正を行うことについては、憲法で保障された労働基本権が制約されている公務員に対して、社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する、その機能の代替措置であるため、これを参考にすることは理解を示すところであります。  しかし、今日まで長年にわたり泉南市の行政運営にいそしんでこられ、退職を間際に控えた職員の方々には、大変急な措置であることは否めません。  この措置は、退職後の生活設計にかかわることでもありますので、今回のように差し迫った状況での改正とするのではなく、退職者への趣旨説明をしっかりと行う期間を設けた上で、懇切丁寧に実施されるべきものであると考えます。  近隣市においても、平成29年度より実施するところと、平成30年度から実施するところと実施年度が分かれています。  この間の理事者説明では、当該対象者への十分な説明を果たすと述べられています。そのことが十分に履行されるよう強く申し上げておきます。  また、今後同様の改正が予定される場合は、性急な対応は行わず、関係団体などとの調整の上、十分な意思疎通が図られ、職員の士気を落とさぬよう努めていただくことを強く申し上げ、賛成討論といたします。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 17 ◯議長(河部 優君) ほかに。────大森議員。 18 ◯12番(大森和夫君) 先ほど討論のところで議案第11号と述べましたのは第10号なので、訂正のほうをお願いいたします。  それと、12号と言うたのが11号の間違いで、あとは訂正、その後は済んでいますので。  最初に11号と討論したのは10号……(「どっち。反対したんか賛成したんか」の声あり)10号は条例に賛成です。11号は条例に反対で、13号は賛成です。12号は討論が抜けたんで、僕がするか和気議員がするかと思っているんです。どちらが…… 19 ◯議長(河部 優君) 議案の何号に反対で何号が賛成なのか、もう一度言うてください。 20 ◯12番(大森和夫君) 議案10号に賛成です。これはもう常任委員会と一緒です。それで11号は反対です。11号反対、12号も反対、13号は賛成です。 21 ◯議長(河部 優君) わかりました。今、だから、おっしゃった、10号に賛成、11号に反対、12号に反対、13号が賛成ということね。 22 ◯12番(大森和夫君) はい。12号は討論できてないので…… 23 ◯議長(河部 優君) 大森議員。 24 ◯12番(大森和夫君) 議案12号、職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてですけれども、これに反対の討論を行います。  これは、国からの指示によるものです。退職金は給料の一部であり、老後の暮らしを支える大切なものです。年金が減らされ、支給時期が延ばされる中で、退職金は命綱です。この命綱を削る条例案に反対します。  他の行政区では引き下げ率を少なくしたり、ことしは引き下げしないというところがあります。泉南市でもこのような緩和策がとれたのではないでしょうか。  以上で反対の理由といたします。皆さんの御賛同よろしくお願い申し上げます。 25 ◯議長(河部 優君) ほかにございませんか。────以上で本16件に対する討論を終結いたします。
     これより順次採決をいたします。  まず初めに、議案第2号「市道路線の認定等について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 26 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第2号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号「都市公園を設置すべき区域の決定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 27 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第4号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号「泉南市の環境農林水産行政に関する事務を泉佐野市に委託することに関する規約の変更に係る協議について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 28 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第5号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号「大阪広域水道企業団の共同処理する事務の変更及びこれに伴う大阪広域水道企業団規約の変更に関する協議について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 29 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第6号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号「泉南市債権管理条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 30 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第7号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号「一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 31 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第10号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号「一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 32 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第11号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号「職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 33 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第12号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号「泉南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案否決であります。よって採決に当たりましては、原案について起立により採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 34 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第13号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号「泉南市ふるさと泉南応援寄附条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 35 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第14号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号「災害による被災者に対する市税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 36 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第15号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号「泉南市道路標識の寸法に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 37 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第23号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号「市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 38 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第24号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第25号「南部大阪都市計画樽井三丁目・馬場二丁目地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 39 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第25号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号「泉南市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 40 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第26号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号「泉南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 41 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第27号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第18、議案第3号「指定管理者の指定の期間の変更について」から日程第27、議案第22号「泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」までの以上10件についてを一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案10件について、厚生文教常任委員長の報告を求めます。厚生文教常任委員長 堀口和弘議員。堀口委員長。 42 ◯厚生文教常任委員長(堀口和弘君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において厚生文教常任委員会に付託を受けました、議案第3号「指定管理者の指定の期間の変更について」、議案第8号「泉南市指定居宅介護支援事業者の指定並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について」及び議案第9号「泉南阪南共立火葬場条例の制定について」の以上2件、並びに議案第16号「泉南市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について」から議案第22号「泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」までの以上7件の計10件について御報告申し上げます。  本常任委員会は、去る3月7日、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。  なお、本報告につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に委員会会議録特急反訳原稿を御配付しておりますので、質疑、討論部分につきましては省略をし、結果のみの報告とさせていただきます。  また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本常任委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  それでは、御報告を申し上げます。  議案第3号「指定管理者の指定の期間の変更について」は、質疑の後、反対討論賛成討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号「泉南市指定居宅介護支援事業者の指定並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号「泉南阪南共立火葬場条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号「泉南市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号「泉南市身体障害者及び知的障害者の医療費の助成に関する条例及び泉南市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号「泉南市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、反対討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号「泉南市指定地域密着型サービス事業者の指定並びに指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号「泉南市指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定並びに指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号「泉南市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号「泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、反対討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  以上が、本常任委員会に付託を受けました議案10件についての審査の結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。
    43 ◯議長(河部 優君) お諮りいたします。ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 44 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって委員長の報告に対する質疑については、省略することに決定しました。  これより本10件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────和気議員。 45 ◯13番(和気信子君) 議案第3号、指定管理者の指定の期間の変更について、日本共産党を代表して反対討論を行います。  総合交流拠点施設の指定管理期間は5年間となっています。1年間延期するとしていますが、従来どおり指定管理の選定を行い、平成31年度からの指定管理期間を5年間にすべきだというふうに考えます。  総合交流拠点は開設して10年になり、市民からも、定位置で地元の野菜や食品が購入できることで親しまれています。双方が両立できるように、対等な立場で話し合いをして事業を進めることが望ましいと考えます。  指定管理期間を1年間延期することは、公園整備の企画等が優先されることになりかねません。  以上のことから反対いたします。  続きまして、議案第18号、泉南市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論を行います。  介護保険制度が制定されてから7期19年目になります。この間、制度も改悪され、3年ごとに保険料は上がりっ放しです。  老老介護、仕事をされている介護者家族などは制度に助けられてきました。しかし、当初は「いい制度だから使いなさい」から、今では高齢者がふえて財源が厳しいから「使わないようにしましょう」と、自助・共助が強調されてきています。  今、特養の待機待ちをされている方は124人と聞いております。仕事をしながらでは、在宅介護が厳しくなっています。  また、利用料を減らすために家族が介護を受け持ち、身体を壊したり仕事をやめたりしています。特養への入所基準の特例はありますが、介護度3からの入所となる等、ますます厳しい状況です。保険あって介護なしでは困ります。  介護サービスを利用すると負担額がふえます。お金がないと、利用したくても利用できなくなります。保険料が上がれば、さらにサービスの利用を減らすことにつながります。  2018年度からの3年間、第7期の保険料の改定では、全ての階層が上がります。第5段階の所得80万円の基準値では、年間6,960円上がり7万2,840円となります。200万円未満では6,102円上がり9万8,334円となっています。1,000万円未満では4万4,448円上がり18万9,384円となっています。  このように改定された保険料は、高くて払えなくなる人がふえるのではないでしょうか。保険料が上がれば、利用量を減らさざるを得ません。  要介護者や介護者の負担は大きくなります。在宅介護、施設入所で安心して介護が受けられるよう、また、介護しやすい制度にすべきです。滞納対策、減免対策をとる必要があります。  市民は意見を言う場所もなく、保険料の決定通知を見て納得できるものではありません。全ての階層で値上げとなっていることから反対といたします。御賛同よろしくお願いいたします。  続きまして、議案第22号、泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論を行います。  国民健康保険の加入者は、非正規の労働者、74歳までの高齢者、農業者、商店経営者、年金者、所得の少ない世帯や現役を引退した人も含め、最後のセーフティーネットとしての加入者が多い保険制度です。  2015年の加入者は1万232世帯2万1,367人の方が入っておられます。人口の3分の1です。  2018年度からの保険税改定は、大阪府下統一をして保険税を国基準の最高額、今では年間89万円に上げようとするものです。  泉南市は公立病院もない、所得の少ない世帯が多いまちです。北摂の高度な医療機関が多い地域との格差がある中、同じ保険税にするなど、これこそ公平性に欠けるものです。  広域化に向けて賦課限度額は2015年度は64万円、2016年度は67万円、2017年度は73万円、今回上がる2018年度からは9万円上がり82万円となりますから、この4年間で18万円上がることになります。  今回の値上げは、赤字解消分として年間5,500万円を被保険者の負担増にしています。今でも高いのに値上げがされると、とても払える状況ではありません。  特に、65歳以上の一人世帯では所得200万円では年間28万7,100円で1万1,600円上がります。300万円では41万7,900円で1万5,900円上がります。  また、40歳夫婦2人、子ども2人の世帯では、所得200万円で年間40万4,300円で、これは4,500円が下がりますが、所得400万円では75万2,000円で2万2,000円上がります。低所得者も全て上がります。  これでは、払いたくても払えない、病院に行くのを減らさなくてはならないなど、命にかかわる問題です。滞納が続けば、保険証がもらえなくなったり差し押さえがされます。滞納対策は、市民の生活実態を把握して、丁寧な対応が求められます。  年金は下がる一方なのに、市民の介護保険料国民健康保険税が上がり、ダブルパンチです。市財政が厳しいから市民に我慢をお願いすると言っていますが、市民に説明もなく、お願いも後回しでは納得できません。  国は、医療・介護の抑制と社会保障を削減し、国保への国庫補助金を50%から28%に減らしてきました。国に補助金を拡充するよう求めるとともに、一般会計から繰り入れをして、保険税を下げることが大事です。  そして、安心して病院に行けるよう、市民の健康と命を守る立場から、この値上げはやめるべきと条例に反対いたします。御賛同よろしくお願いいたします。 46 ◯議長(河部 優君) ほかにございませんか。────岡田議員。 47 ◯5番(岡田好子君) こんにちは。  議案第18号及び議案第22号に関し、公明党会派を代表し、賛成の立場で討論いたします。  議案第18号、泉南市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について。  介護保険制度は、介護を必要とする人が適切なサービスを受けられるように、社会全体で支え合うことを目的とした制度です。  もし、自分が寝たきりになれば、誰が介護をしてくれるのか、少子・高齢化、核家族化へと変わりつつある傾向に、家族だけでは被介護者を支え続けることが厳しくなり、家族の負担を軽減、被保険者の自立を支援し、安心して生活できるようにと、1997年12月に介護保険法が制定され、2000年4月から施行されてきました。3年をめどに見直しを行い、何度も改正されています。  改正介護保険法が2017年5月に成立し、利用者には大きく影響する内容となっています。年金や医療、介護といった社会保障給付費が過去最高を更新し続ける現状で、団塊世代が75歳以上となる2025年に向け、介護や医療のニーズはさらに高まることになります。  厚生労働省のデータでは、認知症の高齢者、世帯主が65歳以上の単独世帯、夫婦のみの世帯もさらにふえ続けることがわかります。  医療の進歩で高齢社会を迎え、介護の期間も長くなり、ますます大きくなる負担、ほとんどの人が介護の問題に直面することになります。  今改正は、ふえ続ける社会保障、給付費を抑える観点からのものです。高齢者の方々も助け合い、現代世代の方に支えてもらいながら、全体の費用の一部を保険料として負担いただき、サービスを提供、国民皆で支え合うものです。  介護サービスの自己負担は、介護保険制度がスタートから15年間原則1割でした。2014年、一定以上の所得のある人は2割負担、今改正では、2割負担のうち特に所得の高い層の負担割合が8月から3割となります。  介護保険料は、市町村に住む40歳以上の方で負担するものですから、仮に保険料を納めない人がいれば、その人の分も結果として、同じ市町村に住む40歳以上の方々が、みんなで負担することになります。これは不平等になります。  泉南市においては、介護保険料を16段階ときめ細かく丁寧に分け、負担感を抑え、府下においては21位に位置している努力は評価いたします。しかし、各自治体も上げない努力をされています。市もさらなる努力をお願いいたします。  第7期計画においても、被保険者の推計、要介護・要支援認定者数、施設居住系サービスの量、地域支援事業に必要な費用と、保険料の設定を行っていただきました。  皆が健康的な生活を送っていく上で、制度の持続可能な体制が必要です。介護保険料は、この制度を支える大切な財源であります。景気が上がっているとはいえ、厳しい家計、年金も上がっているわけでもありません。大事な社会保障とはいえ、値上げは厳しく、負担感が大きいのが実態です。さらなるサービスの向上、充実を求めます。  運営の主体を任されている市ですから、引き続き広域医師会と連携し、高齢者の医療・介護のさらなる充実を強く要望いたしまして、賛成といたします。  続きまして、議案第22号、泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について。  国民健康保険の財政運営が都道府県単位になる国保広域化が始まります。広域化により、泉南市は納付金を府に納めなければなりません。  平成27年5月27日に、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が成立しました。  この法律は、持続可能な社会保障の確立を図るための改革の推進に関する法律に基づく措置として、持続可能な医療保険制度を構築するため、国民健康保険を初めとする医療保険制度の財政基盤の安定化、負担の公平化、医療費適正化の推進等の措置を講ずるものです。  これにより、市町村ごとに異なっている保険料率や保険料の減額基準などについて、府で統一されます。賦課限度額も国基準と大幅な乖離があり、一度では厳しいので、段階的に増額していく必要があります。  泉南市では、平成24年以降赤字が続く状況で、累積赤字も平成26年度末において4億5,000万となりました。平成27年度に策定した赤字解消計画により、平成33年度までに赤字解消が求められ、平成28年より6年間の激変緩和期間に標準保険料を目指すことになります。  国民健康保険制度は公的医療保険制度であり、国民皆保険の最後のとりでと言われています。高齢化、低所得、保険料の収納率の低迷もあり、厳しい財政という事情はわかりますが、負担はますます重くなり、もろ手を上げて賛成はできませんが、しかし、命を守るためには、大変大変苦しいですが、改正せざるを得ません。  ジェネリック医薬品の利用促進など医療費の適正化に取り組み、市民生活を脅かすような高負担にならないための支援策、また、市民負担を軽減できる減免などの施策を強く望み、賛成といたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 48 ◯議長(河部 優君) ほかにございませんか。────以上で本10件に対する討論を終結いたします。  これより順次採決をいたします。  まず初めに、議案第3号「指定管理者の指定の期間の変更について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 49 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第3号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号「泉南市指定居宅介護支援事業者の指定並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 50 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第8号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号「泉南阪南共立火葬場条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 51 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第9号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号「泉南市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 52 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第16号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号「泉南市身体障害者及び知的障害者の医療費の助成に関する条例及び泉南市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 53 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第17号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号「泉南市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 54 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第18号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号「泉南市指定地域密着型サービス事業者の指定並びに指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 55 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第19号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号「泉南市指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定並びに指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 56 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第20号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号「泉南市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
     本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 57 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第21号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号「泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 58 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第22号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第28、議案第28号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第8号)」から日程第36、議案第55号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第9号)」までの以上9件を一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案9件について、平成29年度予算審査特別委員長の報告を求めます。平成29年度予算審査特別委員長 澁谷昌子議員澁谷委員長。 59 ◯平成29年度予算審査特別委員長(澁谷昌子君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において平成29年度予算審査特別委員会に付託を受けました議案第28号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第8号)」から議案第35号「平成29年度泉南市水道事業会計補正予算(第2号)」までの以上8件及び議案第55号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第9号)」についての計9件について御報告申し上げます。  本特別委員会は、去る3月8日、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。  なお、本報告につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に委員会会議録特急反訳原稿を御配付しておりますので、質疑、討論部分につきましては省略をし、結果のみの報告とさせていただきます。  また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  それでは、御報告申し上げます。  議案第28号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第8号)」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号「平成29年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計補正予算(第1号)」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号「平成29年度大阪府泉南市馬場財産区会計補正予算(第1号)」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号「平成29年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第32号「平成29年度大阪府泉南市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第33号「平成29年度大阪府泉南市汚水処理施設管理特別会計補正予算(第1号)」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第34号「平成29年度大阪府泉南市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第35号「平成29年度泉南市水道事業会計補正予算(第2号)」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第55号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第9号)」は、質疑の後、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が本特別委員会に付託を受けました議案9件についての審査の結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。 60 ◯議長(河部 優君) お諮りいたします。ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 61 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって委員長の報告に対する質疑については、省略することに決定しました。  これより本9件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本9件に対する討論を終結いたします。  これより順次採決をいたします。  まず初めに、議案第28号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第8号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 62 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第28号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号「平成29年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計補正予算(第1号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 63 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第29号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号「平成29年度大阪府泉南市馬場財産区会計補正予算(第1号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 64 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第30号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号「平成29年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 65 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第31号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第32号「平成29年度大阪府泉南市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 66 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第32号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第33号「平成29年度大阪府泉南市汚水処理施設管理特別会計補正予算(第1号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 67 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第33号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第34号「平成29年度大阪府泉南市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 68 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第34号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第35号「平成29年度泉南市水道事業会計補正予算(第2号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 69 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第35号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第55号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第9号)」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 70 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第55号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第37、議案第36号「平成30年度大阪府泉南市一般会計予算」から日程第55、議案第54号「平成30年度泉南市水道事業会計予算」までの以上19件を一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました平成30年度泉南市各会計予算19件について、平成30年度予算審査特別委員長から報告を求めます。平成30年度予算審査特別委員長 谷 展和議員。谷委員長。 71 ◯平成30年度予算審査特別委員長(谷 展和君) ただいま議長より報告の旨の御指名を受けましたので、これより今定例会において、平成30年度予算審査特別委員会に付託を受けました議案第36号「平成30年度大阪府泉南市一般会計予算」から議案第54号「平成30年度泉南市水道事業会計予算」までの以上19件について、御報告を申し上げます。  本特別委員会は、去る3月9日から13日までのうちの3日間にわたり、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。  なお、本報告につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に委員会会議録のうち、討論、採決部分の特急反訳原稿を御配付しておりますので、結果のみの御報告とさせていただきます。  また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付しております本特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようにお願いいたします。  それでは、討論のあった会計より、報告を申し上げます。  議案第36号「平成30年度大阪府泉南市一般会計予算」は、賛成討論があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第48号「平成30年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計予算」は、反対討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第51号「平成30年度大阪府泉南市介護保険事業特別会計予算」は、反対討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第53号「大阪府泉南市公共用地取得事業特別会計予算」は、反対討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  なお、議案第37号「平成30年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計予算」から議案第47号「平成30年度大阪府泉南市信達岡中新池財産区会計予算」までの以上11件及び議案第49号「平成30年度大阪府泉南市下水道事業特別会計予算」、議案第50号「平成30年度大阪府泉南市汚水処理施設管理特別会計予算」、議案第52号「平成30年度大阪府泉南市後期高齢者医療事業特別会計予算」の以上3件並びに議案第54号「平成30年度泉南市水道事業会計予算」の計15件の会計予算につきましては、いずれも討論がなく、一括採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が、本特別委員会に付託を受けました議案19件についての審査の結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、私の御報告とさせていただきます。 72 ◯議長(河部 優君) お諮りいたします。ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 73 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって委員長の報告に対する質疑については、省略することに決定しました。  これより本19件について順次討論を行います。  まず初めに、議案第36号「平成30年度大阪府泉南市一般会計予算」について討論を行います。討論はありませんか。────森議員。 74 ◯7番(森 裕文君) 平成28年度の泉南市のバランスシートを一見してわかることは、企業会計のバランスシートとは一部事情の違う一定の説明を要しますが、泉南市は、いわゆる債務超過に陥っているということです。  債務超過は債務が資産を上回っている状態であり、わかりやすく言うと、泉南市が保有している売却可能な資産を全て売り払っても、借金を完済できない状態です。  市場経済の企業であれば倒産の危険性が高く、そこに至るまでに、経営者が身を挺して、何が何でも避ける努力をするべき状態です。借金のスパイラルに陥っていて、早期に打開しなければ経営は早晩破綻します。
     私にも借金はあります。私の借金であれば、私に保証人がなければ、私が全責任を持って返済しなければなりません。それがもし不履行となれば、法的にも社会的にも、主として私と、私に付随する私の周辺はあらゆる制裁を甘受しなければなりません。  ところが、自治体は倒産しません。というより、今のところ、外国はいざ知らず、日本では倒産したためしがありません。なぜなら、泉南市の借金は、必ず泉南市の将来市民が返すことになっているからです。  泉南市は、当の将来市民には何の断りもなく、何かしらのお願いもせずに、勝手に将来市民を保証人にして借金をしてしまっているのです。  今も現実化しつつある人口減少の進行で、さらに確実に、ますます大きな負担を強いられることになる将来市民にとっては、たまったものではありません。  泉南市のただいままでの資産形成において、現世代の我々と過去の世代が負担した分は、連結会計ベースで37%弱でしかありません。残りの、度を超して無責任な全く適切なバランスがとれていない6割強の分担は、将来世代にいや応なく押しつけられることになります。  かてて加えて、泉南市の資産老朽化は著しく進んでいます。老朽化した公共施設の更新経費も大きく将来世代の負担となります。  泉南市将来市民にとって、このような不本意極まりない責任から逃れられる方法は、1つだけあります。それはこの泉南市から出ていくことです。  被害妄想や悲観的観測ではなく、ある程度の現実的な確率でそんなことになってしまうかもしれない、そのときこそが、泉南市が都市間競争に敗れ果てた終焉のときを意味します。  そうならないために、今、何をなすべきか。今こそがまさに正念場なのです。その手がかり、足がかりのかけらでも、この予算編成に反映されているのか。反映されていないというのが私の結論です。なぜなら、泉南市役所にそこまでの危機意識がない、債務超過という現状の認識がないからです。  カビの生えた従来の行革手法では、もう既に無理だということは結果も示しているし、やれどもやれども先の見えない行革疲ればかりが、不祥事の連続にあらわれているとまでは申しませんが、職員さんたちの心身にたまっている現実には、目をつむっているのではないでしょうか。  あげくの果ての仕方なしのFMでは、FM本来の思想に対して失礼でしょう。経済も財政も政治も結果論だということを私は申し上げておきます。  どこに結果を求めているんだという到達点でなくても、せめての目安さえ見えない。債務超過という、危機存亡のせっぱ詰まった非常時という認識を持たずして、ただ漫然とのうてんきに編成された前例踏襲の泉南市平成30年度予算案に、私は反対いたします。  この予算は骨格予算だそうですが、であれば、この予算に肉づけの余地は残されているのか。残されてはいません。地方交付税も見通しの満額、臨時財政対策債も発行可能額の見通しの満額、あわせて史上最高の36.9億円が計上されています。これでは、肉づけ予算に係る一般財源がありません。  肉付けはできない、あり得ません。肉づけ予算が組めない骨格予算、こんな形で議会の議論を封じるのか、まさに甚だしい議会軽視、議会を愚弄した骨格予算とは、一応そう言ってみただけの話です。議会の議論を何と心得ているのか、そのおごりしかない態度に憤りを覚えます。  泉南市においても、財源不足に対して本来は交付税が交付されるべきところを臨時財政対策債の発行により賄わざるを得ない状況でずっと来ていますが、平成30年度予算においても、当たり前のように、想定発行可能額満額の10.2億円の臨時の特例債、臨財債の発行を常態化させています。  このように借金を前提とした財政運営を余儀なくされていることは、後年度への負担の先送りであり、既に硬直した財政のさらなる硬直悪化を招き、破綻への道を進むことになります。  臨財債は、財政健全化の方向性の中でも、いいかげんに考え方を改めなければいけないのです。ない袖は振れないをいつまでも常套句にしていても、何も始まりません。  4月には、一応市長選挙もありますが、結果的に、市民感情をないがしろにしたセレモニーでしかなく、帽子1つのかぶりかえもできないのであれば、組織の中身のほうの意識を変えるより仕方がないでしょう。  ここは、有能な泉南市職員の皆さんの奮起と、みずからの積極的な意識改革に期待するしかありません。まことに申しわけございません。職員の皆さんには、市民福祉に貢献するという重要な任務があります。ガバナンスの機能不全が招いた債権管理のごまかしごときで、組織がつまずいている場合ではありません。  職員の皆様には、上におもねることなく、もっと高い意識を強く持って仕事をしていただきたいと切に願ってやみません。  以上。 75 ◯議長(河部 優君) ほかにございませんか。────大森議員。 76 ◯12番(大森和夫君) 日本共産党を代表して、賛成討論を行います。  一般会計予算案は、4月の市長選挙を前に、最低限必要な経費を盛り込んで編成する骨格予算となっています。この骨格予算には、新規には防災関係、母子や成人病健康診査、学校の屋外に設置するAEDが予算化されています。  昨年に引き続き、火葬場の新設、泉南中学校建てかえの予算が計上されています。図書館、公民館は直営を維持し、学校プールの一般開放、共同浴場は例年どおり、運営費が計上されています。一方、無駄な大型事業などは含まれていません。これらの点は、骨格予算としては評価でき、本予算に賛成いたします。  一方、身近な行政として泉南市の役割はますます重要です。泉南市は市民生活を応援し、国の悪政から市民を守らなくてはなりません。国の社会保障費削減は、市の介護、国保、生活保護、子どもの貧困対策などの後退の要因になっています。  国主導の公共施設適正化・FM計画は、学校、公民館、老人集会場など住民サービス切り捨ての統合計画を自治体に押しつけています。  さらに、泉南市は、不要不急な大型公共事業や、ずさんな土地開発公社の運営でつくった借金の返済のため、福祉や教育にかかわる予算を圧迫してきています。  選挙後の補正予算で、新市長の意向を反映させた事業などを肉づけすることになりますが、その肉づけする財源や福祉や教育を守る予算をどのように生み出すか、問題になっています。  この課題について、予算審査特別委員会の審議を通じて明らかにした日本共産党の提案を述べます。  泉南市の財政を健全化するためには、住んでよかったと思える泉南市にし、定住促進を進めることで、税収増を実現します。  そのためには、福祉、教育の施策の充実、雇用対策、買い物難民対策、駅前整備など、内陸部の活性化を進めることです。  そのためには、学校の老朽化対策と小学校のエアコン設置、市営住宅の耐震化は待ったなしの課題です。特に修学旅行費の8割、給食費の7割支給は全額支給にしてください。全額支給は全国では当たり前です。泉南市だけが実現していません。  教育無償化、子どもの貧困問題が議論される時代に、貧困家庭に育っただけで安心して修学旅行に行けない。給食も安心して食べられない。こんなようなつらい思いをさせないようにしてください。  竹中市長就任以前に、全額支給のものが行政改革という名で引き下げられましたが、教育委員会も全額支給を要望しています。この問題は、子ども貧困の問題だけではありません。泉南市の品格が問われています。直ちに改善を求めます。  また、他市で先進的に行われている住宅リフォーム制度、がん検診の無料化、環境上問題のある事業用太陽光パネル設置の規制、野良猫の避妊や去勢手術への支援の導入も検討を求めます。  歳出では、同和優先から引き続いている人権関係の機構や予算の整理統合、双子川浄苑の自主環境整備補助金、関西国際連絡南ルート等早期実現期成会分担金の見直しを求めます。  泉南市には、財政の問題、財政難を初め、今後もいろいろな課題が降りかかるでしょう。それを解決するために知恵を出し、時には身を挺して市民を守る仕事をするのが市職員です。この市の職員を大事にし、また市民から信頼できる人材となるよう、十分に教育を行うことが必要です。市職員を大事にすることは、市民を大事にすることにつながります。  そのために、財政難を理由に簡単に人件費を引き下げないようにすることを要望し、討論を終わります。皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。 77 ◯議長(河部 優君) ほかにございませんか。────以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議案第36号「平成30年度大阪府泉南市一般会計予算」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 78 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第36号は、原案のとおり可決されました。  次に、ただいま採決いたしました議案第36号、一般会計予算を除く議案第37号から議案第54号までの以上18件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────大森議員。 79 ◯12番(大森和夫君) 日本共産党を代表して反対討論を行います。  まず最初に、第48号、平成30年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計予算に反対いたします。  国民健康保険税引き上げは、低所得者を初め、市民の健康と暮らしを脅かします。国保会計の改善策は、国保税の引き上げではなく、減らされた国の負担をふやし、被保険者の収入をふやす以外にはありません。  以上の理由で、国保税の引き上げを行う国保会計予算に反対します。  引き続き、第51号、平成30年度大阪府泉南市介護保険事業特別会計予算に反対の討論を行います。  介護保険料の値上げは、国の社会保障費削減が大きな要因です。保険料の引き上げは、介護サービス引き上げにはつながらず、何の改善にもつながりません。  国は史上最高の大企業の内部留保を活用するなどして社会保障をふやし、介護保険の改善に努めなくてはなりません。よって、介護保険料値上げとなる本介護保険予算会計に反対いたします。  引き続き、第53号、平成30年度大阪府泉南市公共用地取得事業特別会計予算に反対の討論を行います。  土地開発公社の破綻に伴う借金の返済を銀行に行うためのものが、この特別基金です。2億円余のこの基金への一般会計の繰り入れが、泉南市の財政難の原因となっています。  土地開発公社の破綻は、泉南市のずさんな運営とともに、銀行の貸し手責任も問われます。市は銀行への金利などの引き下げ交渉を粘り強く行い、貴重な税金の無駄遣いをなくす努力を行わなければなりません。このことを厳しく指摘し、今会計に反対をいたします。皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。 80 ◯議長(河部 優君) ほかにございませんか。────以上で本18件に対する討論を終結いたします。  これより議案第36号、一般会計予算を除く他の各会計予算18件について、まず反対討論のありました議案から順次採決いたします。  まず初めに、議案第48号「平成30年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計予算」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 81 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第48号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第51号「平成30年度大阪府泉南市介護保険事業特別会計予算」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 82 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第51号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第53号「平成30年度大阪府泉南市公共用地取得事業特別会計予算」を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 83 ◯議長(河部 優君) 起立多数であります。よって議案第53号は、原案のとおり可決されました。  次に、ただいま採決いたしました3件の会計を除く議案第37号、議案第38号、議案第39号、議案第40号、議案第41号、議案第42号、議案第43号、議案第44号、議案第45号、議案第46号、議案第47号、議案第49号、議案第50号、議案第52号、議案第54号の以上15件の各会計予算について、これより一括して採決をいたします。  本15件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  お諮りいたします。本15件については、委員長の報告のとおり、いずれも原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 84 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第37号、議案第38号、議案第39号、議案第40号、議案第41号、議案第42号、議案第43号、議案第44号、議案第45号、議案第46号、議案第47号、議案第49号、議案第50号、議案第52号、議案第54号の各会計予算15件については、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、日程第56、議案第56号「平成30年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  ただいま上程いたしました議案1件について、平成30年度予算審査特別委員長から報告を求めます。平成30年度予算審査特別委員長 谷 展和議員。谷委員長。 85 ◯平成30年度予算審査特別委員長(谷 展和君) ただいま議長より報告の旨の御指名を受けましたので、これより今定例会において、平成30年度予算審査特別委員会に付託を受けました議案第56号「平成30年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)」につきまして、御報告申し上げます。  本特別委員会は、去る3月13日、平成30年度一般会計予算を初めとする各会計予算計19件の審査に引き続き、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。  なお、本報告につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に委員会会議録特急反訳原稿を御配付しておりますので、質疑、討論部分につきましては省略をし、結果のみの報告とさせていただきます。  また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付しております本特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようにお願いいたします。  それでは、御報告を申し上げます。  議案第56号「平成30年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)」は、質疑、討論ともになく、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が、本特別委員会に付託を受けました議案第56号「平成30年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)」についての審査の結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、私の御報告とさせていただきます。 86 ◯議長(河部 優君) お諮りいたします。ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 87 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって委員長の報告に対する質疑については省略することに決定しました。  これより本件について討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議案第56号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 88 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議案第56号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第57、議員提出議案第1号「JR和泉砂川駅周辺整備推進を求める決議について」を議題といたします。  本件に関し、提出者を代表して堀口和弘議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。堀口議員。
    89 ◯9番(堀口和弘君) 自民党・創生会の堀口和弘でございます。  議員提出議案第1号、JR和泉砂川駅周辺整備推進を求める決議についての案を朗読し、提案にかえさせていただきます。  JR和泉砂川駅は、1日の乗降客数が最も多い 泉南市域にある主要駅であり、駅周辺のにぎわい 創出や、だれもが快適に利用できる交通結節点と しての機能充実が強く求められている。その実現 のため、交通処理能力機能の強化、また公共交通 機関との円滑な接続が急務である。  しかし、JR和泉砂川駅周辺の踏切は歩車混在 のため、車両の運転者は歩行者との接触を回避し なければならず、また児童・生徒や老若男女をは じめとする歩行者にとっても大変危険な状態であ る。朝夕のラッシュ時ともなると遮断機が長時間 降りている状態が続くため大渋滞が発生するなど、 人々の生活に支障をきたしている。  また、駅舎西改札前は狭隘な空間となっており、 駅前を通過する車両、コミュニティバス、路線バ ス、駐停車する送迎車両や乗降する歩行者で混雑 している。とりわけ雨天の日などは大変危険な状 態となっている。  よって、本市議会は、泉南市に対し、以下の取 り組みの早期実現を求めるものである。 1.泉南市は、駅海側の市所有地と駅周辺のJR 所有地の有効活用についてJR西日本と積極的に 協議し、駅周辺整備を図ること。 2.泉南市は、JR和泉砂川駅に自由通路・駅舎 橋上化並びに自動車乗降施設が設置できるよう、 計画の見直しも含め、JR西日本をはじめとする 関係機関に働きかけ、その実現に努めること。 3.泉南市は、上記1、2を実施することにより、 だれもが安全に安心して利用することができる駅 周辺環境の整備促進を図ること。  以上、決議する。  平成30年3月20日  泉南市議会  以上、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 90 ◯議長(河部 優君) これより提出者の説明に対し質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。  以上で本件に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件につきましては、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 91 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議員提出議案第1号を採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 92 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第58、議員提出議案第2号「バリアフリー法の改正及びその円滑な施行を求める意見書について」を議題といたします。  本件に関し、提出者を代表して、澁谷昌子議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。澁谷議員。 93 ◯10番(澁谷昌子君) 公明党の澁谷昌子でございます。  議員提出議案第2号、バリアフリー法の改正及びその円滑な施行を求める意見書について、案文を朗読いたしまして提案にかえさせていただきます。  バリアフリー法の改正及びその円滑な施行を求 める意見書(案)。  新バリアフリー法施行から10年以上が経過し、 バリアフリー化は一定程度進展を見せているとこ ろである。  しかしながら、急速に地域の人口減少・少子高 齢化が進む中で、地域の一体的バリアフリー化の ニーズはますます高まっているにも関わらず、全 国の市町村においては様々な事情から基本構想等 の作成が進まない地域もある。  また、公共交通事業者の既存施設のバリアフリ ー化や接遇のあり方について一層の向上が急務と なっている。  2020年には、東京オリンピック・パラリンピッ ク競技大会が開催され、これを契機とした共生社 会の実現をレガシーとすべく、また、政府の一億 総活躍社会の実現を具体化するため、東京のみな らず全国各地の一層のバリアフリー化が進められ る必要がある。そのためには、バリアフリー法を 改正し、制度面から地域の抱える課題の解決を目 指すことが不可欠である。  政府では、平成29年2月に関係閣僚会議におい て決定した「ユニバーサルデザイン2020行動計 画」に基づき、同法の改正を含むバリアフリー施 策の見直しを進めていると聞いている。  こうした状況を踏まえ、政府におかれては、全 国各地のバリアフリー水準の底上げに向けて、同 法の改正及びその円滑な施行を確実に実施するよ う、また、その際には下記について措置するよう 求めるものである。           記 1.地域の面的・一体的なバリアフリー化を進め るため、バリアフリー法の基本構想制度の見直し も含めた新たな仕組みについて検討すること。 2.公共交通事業者がハード・ソフト一体的な取 り組みを計画的に進める枠組みについて検討する こと。 3.バリアフリー施策を進める際には、高齢者、 障害者等の意見を聞くような仕組みを検討するこ と。併せて、バリアフリーの促進に関する国民の 理解を深めるとともに、その協力を求めるよう国 として教育活動、広報活動等に努めること。 4.バリアフリー法改正後速やかな施行を行う観 点から、改正内容について、十分に周知を行うこ と。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を 提出する。  平成30年3月20日  泉南市議会
     議員皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 94 ◯議長(河部 優君) これより提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。  以上で本件に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件につきましては、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 95 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、委員会への付託を省略することに決定しました。  これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議員提出議案第2号を採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 96 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって議員提出議案第2号は、原案のとおり可決されました。  ただいま可決されました意見書、決議については、送付先等、その取り扱いは議長に御一任願います。  次に、日程第59、閉会中の継続調査を議題といたします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、各所管事務の調査のため、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、所管事務の調査について、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 97 ◯議長(河部 優君) 御異議なしと認めます。よって各委員長からの申し出のとおり、所管事務の調査について閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  この際、3月31日付をもって任期満了により退任されます福本光宏教育長から、挨拶のため発言を求めておりますので、これを許可いたします。福本教育長。 98 ◯教育長(福本光宏君) 議長のお許しをいただきましたので、退任に当たりまして一言御挨拶申し上げます。  私は、新教育委員会制度が始まった平成27年4月に新教育長として就任させていただきましたけれども、この3月末日をもって3年の任期を終えることになりました。  この間、数多くのことを経験させていただきましたけれども、課題に向き合うたびに、また教育行政において、1つの施策、1つの事業を進めることの難しさ、それを痛感いたしましたし、自分自身の未熟さ、力の至らなさを思い知らされました。  新教育委員会制度のもと、教育委員会会議、総合教育会議、教育問題審議会などを通して、教育大綱や教育振興基本計画の策定がありました。また、その理念を実現するために、小中一貫校の実現を目指すという今後の教育のあり方を考えるための方向づけもさせていただきました。  教育施設の老朽化への対応、教育設備を初め、教育環境の整備、さまざまな教育課題の解決のために、教育の質の向上を図ること、課題は山積です。  厳しい財政状況でありますけれども、泉南市の将来を担う子どもたちのために、泉南に生まれてよかった、泉南で学べてよかった、そう言ってもらえるよう学校を変えなくてはいけない、学校は変わらなくてはいけないというふうに考えました。  そして、今求められている教育に対応していくための施設設備の整備、授業改善、学力向上、豊かな心の育み、問題行動の解消など、たくさんの課題の改善を図るためには、9年間の子どもたちの学びや成長を、連続的、系統的に捉えて、小中の教員が互いに手を取り合って支えていくという小中一貫教育を推進することの必要性を改めて強く感じました。  また、そんな中で、学校現場ともその思いを共有して、連携を深めながら協力体制を築くこともできました。  小・中学校間での共同の実践交流や研修、授業づくりを進める中で、校種間の距離が、より縮まってきたように感じております。  おかげさまで、泉南中学校の建てかえ工事も順調に進んでおります。1年後には教科センター方式の新しい学校に生まれ変わりますが、泉南中学校の教員の皆さんは、学びの質を向上させるために、また授業改善に積極的に取り組んでいます。  他の中学校区も新学習指導要領への対応、キャリア教育の充実、道徳の特別の教科化、英語の教科化に向けて、校種間を超えた交流や取り組みが見られるようになってきています。  小中一貫教育をキーワードに、子どもたちによりよい教育をという教職員の思いが伝わってきます。教育委員会の職員も、それに応えようと日々悪戦苦闘を重ねております。  皆様には、今後におきましても、泉南市の教育の充実、小中一貫校の実現に対しまして、これまで以上のお力添えをいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。  結びに当たりまして、泉南市のますますの発展と議員の皆様、市長を初め、職員の皆様の御健勝と御多幸、ますますの御活躍を心から祈念申し上げまして、退任の挨拶とさせていただきます。  3年間、本当にありがとうございました。お世話になりました。 99 ◯議長(河部 優君) それでは、このたび退任されます福本光宏教育長に対し、議会を代表して一言お礼の言葉を申し上げます。  福本教育長におかれましては、法改正後の初めての教育長として、平成27年4月より3年間にわたり、その豊かな知識と経験に基づき、本市教育行政の発展に御尽力をいただきました。  中でも、デリバリー方式による中学校給食の導入や、義務教育を総合的に推進する小中一貫教育を視野に入れた校種間連携、タブレットを全小・中学校に配置することで放課後学習の場である泉南スタディ事業で活用する取り組み、また、子どもたちの夢の道しるべとなることを願い、有名スポーツ選手などの著名人から体験談を伺う泉南こども夢事業の企画・開催、さらには能動的な学びに対応した新しい学習方法である教科センター方式を採用しての泉南中学校の建てかえ事業など、本市の未来を担う子どもたちの学習環境の整備、充実に大きく貢献していただきました。ここに改めてお礼を申し上げたいと思います。  教育長退任後も、泉南市発展のため、なお一層の御支援、御指導のほどをよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。  次に、3月31日付をもって副市長を退任され、大阪府へ戻られます清田正彰副市長から、挨拶のため発言を求めておりますので、これを許可いたします。清田副市長。 100 ◯副市長(清田正彰君) 議長のお許しをいただきましたので、貴重な時間を頂戴いたしまして、一言、退任の御挨拶をさせていただきます。  この3月末をもちまして、大阪府庁へ戻ることになりました。この2年間を振り返りますと、月並みですが、あっという間に過ぎたという印象でございます。それだけ充実した日々を過ごさせていただいたのかと思っております。  この2年間は、当たり前ですが、休日も含めまして、常に泉南市のことを考える日々でございました。  御存じのとおり、私はもともと大阪府の職員ですが、大阪府の職員として大阪府のことを考えるのとは少し違った感覚で、自分のまちという愛着を持ちながら日々過ごしていたような気がします。やはり市役所という身近な行政ということで、そういう感覚になっていたのかなと思っております。今は、新しいふるさとができたような、そんな気持ちでございます。  この2年間を振り返りますと、多くの事業は私が就任したときには既に方針が示されていまして、ちょうどこの2年間は、その実現に向けた道筋をつける時期であったと思っております。  一番最初は、新火葬場の工事の契約でした。次は泉南中学校の改築工事の着手、それからりんくう公園の整備、また水道事業の統合など、いずれも過去からの長い歴史がある取り組みで、議員の皆さんとも時には激しい議論をさせていただきました。  意見の一致しないことも多々ありましたけれども、お互い泉南市の未来を思い、真剣な議論をさせていただいたと思っております。  心残りとしましては2点あります。  1点目は、学校のあり方の検討、もう1つは、第6次の行財政計画です。いずれも今年度しっかり議論をして見通しを示したかったところではございますが、今年度は議員の皆様にも大変御心配をおかけいたしました不適切な会計処理への問題、そういった対応がございまして、思うように時間をかけて議論をすることができませんでした。特にこの2点につきましては、やり残した気持ちでいっぱいでございます。  この2年間、市長の補佐役としてできる限りのことはやってきたつもりでございますが、歴代の大阪府からやってきた副市長を御存じの皆さんからすると、物足りなかったところや至らなかった点も多々あったかと思います。自分でも、議員の皆さんとの調整を初め、もう少しうまく進めていたらなと思うことは多々ありましたが、これが限界でした。  その分、議員の皆さんや市長を初め、職員の皆さんに助けていただきまして、何とか2年間務めることができそうです。ありがとうございました。  あと10日ほど残っておりますが、最後まで精いっぱい頑張りたいと思っております。今月末で泉南市を離れることになりましたが、引き続き変わらず泉南市の発展を願っています。  2年間、本当にありがとうございました。 101 ◯議長(河部 優君) それでは、このたび副市長を退任されます清田正彰副市長に対し、議会を代表して一言お礼の言葉を申し上げます。  清田副市長におかれましては、平成28年4月に就任され、はや2年という月日が過ぎました。この間、竹中市長の補佐役として泉南市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、各種事業、地方創生交付金を活用した産官学連携まち・海・里山活性加速化事業、元気育成にぎわいコムーネ創出事業の推進、そして本市にぎわいの醸成やレクリエーションゾーンの形成、またインバウンド観光への対応強化を図るためのりんくう公園整備事業等々に取り組まれるなど、本市に多大な実績を残されました。  さらには、市公金の会計処理の事案にあっては、その卓越した識見、能力、指導力を発揮され、その功績は多大なものがあります。  このときにあって、副市長を退任されますことは、まことに言葉に言いあらわせない寂しさを感じるところであります。ここに改めて御礼を申し上げます。  大阪府に帰られましても、本市で培った経験を糧に、さらなる飛躍を御期待申し上げるとともに、今後とも、泉南市発展のため、一層の御支援、御指導をお願い申し上げ、私からの御礼の言葉といたします。ありがとうございました。  さらに、この場におられる知久部長、本田部長、菊池部長、丹羽局長を初め、本年度末で定年等により退職される職員の皆様方には、公務員として長年にわたり職務に取り組まれ、市民福祉の向上に御尽力をいただきましたことに、心から感謝を申し上げます。  皆様におかれましては、今後とも健康には十分に御留意され、本市行政並びに議会に対し、一層の御指導と御協力をいただきますよう、お願い申し上げます。  これをもちまして、平成30年第1回泉南市議会定例会を閉会いたします。        午後0時5分 閉会 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   河 部   優  大阪府泉南市議会議員   田 畑   仁  大阪府泉南市議会議員   谷   展 和 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...